久々の更新です。先日、日本医大形成外科の小川教授の盛り上がった傷
(ケロイド、肥厚性瘢痕)についてのご講演を聴く機会がありました。
以下に私の印象を書いてみました。
ケロイド、肥厚性瘢痕、通常の瘢痕を同一スペクトラム上に並べてお話しいただきました。肥厚性瘢痕、特にケロイドは治りにくい病気とされていますが、治療することにより通常の瘢痕にすることができることを示唆されたように感じました。
当院でできることは以下のことかと思われます。
ケロイドや肥厚性瘢痕で悩んでいる方は、お気軽にご来院ください。
1) 予防
傷のできた患者さん、あるいは手術行為などで傷を作った患者さんに肥厚性瘢痕やケロイドを作らないようにする方法を指導すること
2) 治療
ステロイド含有テープのはり方、止めどきの正しい指導
ステロイドの局所注射
内服薬 (リザベンや柴苓湯)の処方
3) 適応のある患者さんを専門病院へ紹介すること